はじめに

写真

2004年度公演 改訂版 『蝶々さん』 再演

NPO法人みんなのオペラ芸術監督の岡村喬生さんが、その音楽家人生の総決算をするべく、渾身の力をこめて企画された「新国際版マダマ バタフライ」(改訂・演出・総指揮:岡村喬生)が、今年の8月にイタリアで世界初演されます。その舞台は、プッチーニが別荘を持っていた高名な避暑地トーレデルラーゴ。ここで彼は「ラ ボエーム」「トスカ」「マダマ バタフライ」など殆どの名作を作曲しました。このプッチーニゆかりの地で、毎年開催され、今年で第57回を迎えるプッチーニ・フェスティバルで、晴れやかにお披露目されることとなっています。

みなさんご存知かもしれませんが岡村喬生氏は日本んで3つの海外のオペラハウスと契約し、活躍されたバス バリトン歌手です。そのキャリアは輝かしいものがありますが、実は、ずっと胸に秘めていた思いがありました。それは、西洋の総合芸術として最も高い地位を誇るオペラの中で、数少ない日本を舞台としたオペラである「蝶々夫人」が、その舞台演出や台本の中に、日本のことを間違って捉えているところがいくつか見られ、日本の姿が、西洋の知識層に正しく伝わていないという現状を長く憂いていたそうです。

その輝かしいオペラ歌手の人生において、岡村さんは日本人にとり、オペラの中のオペラとも言うべき「蝶々夫人」を通じて、本当の日本の姿を伝えたい、このことだけは遣り残したくない。と10年ほど前から、日本誤認軟語、及び演出上の不具合を校訂して、イタリアオペラ、プッチーニオペラの最高の舞台で上演したいという熱意をずっと持ち続けていたそうです。そして、やっと今年の8月、その思いが結実し、イタリアで世界初演が実現する運びとなりました。資金面での支援等も必要な状況ではありますが、私財をなげうってもやり遂げる覚悟だそうです。

また、今回のキャストは主たる、日本人の役柄は日本人の歌手で、外国人の役柄は外国の歌手で行うこともプッチーニフェスティバル財団とも合意しています。昨年、日本人歌手の国際オーディションを東京で行い、この日に備えてまいりました。日本文化の輸出とういう観点からも、これは画期的なプロジェクトといえるでしょう。西洋芸術の消費地でしかなかった日本から、蝶々さんを演じるメインのソプラノ歌手をはじめ、主要なキャストが、本場イタリアの舞台で喝采を浴びることは、想像が出来たでしょうか。今、その光景の実現も目の前なのです。

このサイトは、この岡村氏のプロジェクトを心から応援したいと思う有志で、立ち上げたサイトです。

ぜひ、みなさまも、応援の気持ちをお伝えください。

▲このページの一番上へ